1.お問い合わせ内容
今回は松戸市小山の企業T様より、照明器具のお問い合わせをいただきました。
T社様とは5年ほどのお付き合いになります。
ご依頼内容は、
「LED直管タイプの照明器具を使っているが、点かなくなったところが多いので交換したい」とのことでした。
早速、電気工事のスタッフが現地調査にお伺いいたしました。
2.ご提案内容
T社様では直管形LEDランプの照明器具をお使いでしたが、多くの器具で安定器が故障し、ランプが点かなくなっていました。
「LEDは省エネで長寿命というメリットがあるのに、もうランプが点かない?」と思われる方もいらっしゃいますよね。
実は、LEDを使った照明器具は2000年から発売され、すでに20年以上経っています。
パナソニックでは2009年からLED電球の販売を開始しているので、設置から15年経っている場合もあります。
当初からLEDランプの寿命は約40,000時間で、年単位に換算すると、約8~10年と言われています。
蛍光灯に比べるとかなりの長寿命ではありますが、LEDランプを使った照明器具を発売初期から使用している場合、交換時期を迎えているかもしれません。
T社様も早くから省エネに取り組まれており、LED照明の寿命が来ていました。
今後も次々つかなくなると予想できるため、今回はつかなくなった器具だけではなく、以下のご提案いたしました。
<今回ご提案商品>
LEDベースライト:49台
非常灯:4台
通路誘導灯:5台
型番:パナソニックNNLK41515J、NNL4300ENTLE9、FA10322CLE1 、NNCF23115NJLE9
計58台の照明器具を交換する大規模修繕となりました。
3.工事方法(こだわり)
お客様のご都合で会社の定休日に交換してほしいとのこと。
なんとか日曜日で調整し、1日で交換完了するスケジュールで進めさせていただきました。
(この量を1日で交換していきます)
(交換前は直管型LEDランプ専用器具が取り付けられていました)
(古い照明器具を外していきます)
●交換前の旧照明器具。黒くなっているのがわかります。
●通路誘導灯も交換していきます。
(旧誘導灯)
(新しくなった通路誘導灯。コンパクトでかなり明るくなりました)
●収納部屋、階段も新しい照明器具になりました。かなり明るいです。
●スイッチも交換しました。押す面が大きいので使いやすいです。
(旧スイッチ)
(交換後のスイッチ)
(バッチリすべて交換できました!)
無事、1日ですべて交換が完了いたしました。
4.LED照明器具へ交換を検討中の経営様へ
電気料金は今年の4月末まで「電気・ガス激変緩和対策」により、国の補助があります。
しかし、4月に終了するため(5月は減額した補助がありますが、6月には完全に終了します)、また電気代が上がります。
さらに、再エネ賦課金も2023年度の1.4円から2024年度は3.49円に上がるため、5月より電気代にプラスされます。
サクライ電気では、電気代を削減し、経費を減らすために、省エネ設備への交換をオススメしています。
どのくらい削減できるか、蛍光灯とLEDの年間電気代を比較してみます。
【蛍光灯とLEDベースライトの年間電気代の比較】
事務所等でよく見かける直管40形2灯用の蛍光灯。まだお使いの企業様も少なくありません。
同じ明るさのLEDベースライトに交換した場合の電気代を試算します。
1.2灯用蛍光灯(直管40形2本で消費電力80W)
3,920W(49台の消費電力)×248日(令和6年の平日日数)×8時間(点灯時間)×0.031円(1Wh/税込)=241,096円
2.LEDベースライト(40W蛍光灯2本相当の明るさで20.6W)
1,009.4W(49台の消費電力)×248日(2024年間平日日数)×8時間(点灯時間)×0.031円(1Wh/税込)=62,082円
電気代の削減金額は、
1年で 179,014円
8年で 1,432,112円
10年で 1,790,140円
なんと、1年で約18万円も削減できます。10年使用すると、約180万円です。
この削減金額を考えると、十分LED照明器具の初期投資が回収できるわけです。
LED照明器具への交換をご検討中の経営者様にご参考にしていただければ幸いです。
どのくらい電気代が削減できるか知りたい方は、ぜひサクライ電気にご相談ください。