業務用エアコンに点検義務があることをご存じですか？フロン排出抑制法を知らないと思わぬ罰金を払うことに！

2022年8月17日
業務用エアコン

１．全ての業務用エアコンは管理者に機器の保守・修繕の責務があります。

さて、「フロン排出抑制法」をご存知でしょうか？
フロン排出抑制法とは、第一種特定製品の管理者が、機器の点検、フロン類算定漏えい量の報告、廃棄時のフロン類の回収等の義務のことです。
第一種特定製品には、すべての業務用エアコンや冷蔵冷凍機器が該当します。

具体的にいいますと、業務用エアコンを使っている管理者は、「定期点検」を行い、冷媒漏えいが確認された場合は適切な対応をし、ちゃんと記録保存しなくてはならない、ということです。

（管理者の判断基準の遵守）

※コンプレッサ式盤用クーラー【圧縮機定格出力7.5kW未満】の機器は、簡易点検が必要です。
３ヶ月に１回以上、盤内温度、異音、外観の損傷、腐食などの確認、フロン類の漏えい徴候有無など、ご自身で行う点検が必要となります（点検実施者の具体的な制限はありません）。

ポイントは、誰が「管理者」なのか、ということです。

原則として、当該製品の所有権を有する企業・法人になります。
つまり、業務用エアコンを買い替える方が管理者となります。
（だたし、賃貸店舗の際、大家さんが修繕等の対応している場合は、大家さんが管理者になります）。

もし、管理者にもかかわらず、冷媒管理の徹底を守らないと罰則を科せられる場合があります。

【フロン法の罰則】
◆ フロン類をみだりに放出した場合、１年以下の懲役または50万円以下の罰金。
◆ 機器の使用・廃棄等に関する義務について都道府県知事の命令に違反した場合、50万円以下の罰金。
◆ 算定漏えい量の未報告・虚偽報告の場合、10万円以下の過料。

業務用エアコンを交換するだけなのに、大変だと感じられるかもしれません。
しかし、知らないと思わぬ出費が生じます。
2020年にフロン排出抑制法が改正され、直罰（違法行為が発覚したら即時に適用される罰則）も含まれています。

例えば、このフロン法を知らない業者が、機器から冷媒を回収せずに破棄してしまうと、業者ではなく、管理者が罰金を払うことになります。
フロンの回収は、「第一種フロン類充填回収業者」に登録している会社しか請け負うことができません。

どこの会社に依頼すのかも重要になります。

桜井電気は、千葉県と東京都の第一種フロン類充填回収業者に登録しています。
そのため、以下の対応が可能です。

・専門知識を有する者による定期点検
・冷媒漏えいが確認された場合の点検、漏えい箇所の特定・修理

松戸近郊の企業様は、ぜひ当店にご相談ください。

２．ご依頼企業

今回のご依頼は、北松戸駅から徒歩2分にある、えびす鍼灸整骨院様から
「接骨院で使っているダイキンの業務用エアコンが動かなくなった」とご連絡をいただきました。

えびす鍼灸整骨院様は、交通事故にあってしまった時に、最も多くみられる症状である「むちうち」に対する施術に特化された整骨院です。
駅から近く、お子様連れでも受付ており、妊婦さんにはお身体の状態に合わせた施術を行っていますので、安心して通院できます。
当店とのお付き合いも8年以上になります。

（えびす様のイラストがある入口）

３．ご提案商品

現調にお伺いした際、お客様から「安く業務用エアコンを交換したい」とのご要望に出来るだけ良いもので安くなるよう、業務用エアコンの入れ替え工事を提案させていただきました。

＜今回のご提案商品＞
・東芝パッケージエアコン
天井埋込4方向吹き出しタイプ
型番：RUSA08033XU
https://www.toshiba-carrier.co.jp/spec/detail/?setName=RUSA08033XU&kw=ROA-RP803HS&srchType=1&srchRef=1

整骨院で毎日使うため、「清潔性」がキープでき、なおかつ「省エネ性が高い」機種を選定しました。
この機種は、なかなか汚れが落としにくい場所にある「熱交換器（アルミフィン）」を結露水を利用して洗って乾かす「マジック洗浄」機能が搭載されています。
また、優れた親水性を持つアクア樹脂をコーティングすることで、汚れが付きにくくなっています。

メンテナンスの手間やコスト、電気代もダウンするので、とっても省エネタイプのエアコンです。
価格を抑えて、機能が進化しています！

当社は全メーカーの業務用エアコンを取り扱っていますので、お客様のご要望にあった商品をご提案できます。